宇宙の

解き明かす

国際リニアコライダーを日本へ!We’re ready for the ILC!

What is the ILC? ILCとは?

 国際リニアコライダー(ILC)は、国際協力に よって 設計開発が推進されている次世代の直線型衝突加速器※です。
 全長数十km の直線状の地下トンネル内で、電子と陽電子を光速に近い速度まで加速し衝突させて、その反応を測定する実験施設です。この施設では、どのようにして宇宙が誕生したのか、物質が生まれたのか、という人類が長年抱いてきた謎の解明に挑むことができます 。
 ILCは、 硬い安定岩盤にトンネルを建設できることが条件で、現在、日本の北上山地が建設有力候補地とされています。

※加速器…電子や陽子などの粒子を光速近くまで加速して衝突させる装置

ILC加速器の構成模式図

The future shaped by the ILC ILCが巻き起こす未来

「加速器」は、科学の実験をするのに欠かせないものですが、研究機関にあるものだけが加速器ではありません。私たちの生活の中にあるものにも、その応用技術が使われているのです。あなたの生活をもっと豊かにする技術が、ILCからも生まれるかもしれません。

IT

IT

 ワールドワイドウェブ(WWW)は、現代において欠かすことのできない情報基盤です。私たちが日々、画像や動画を楽しむことができるのは、このWWWのおかげです。
 WWWは、HTMLというマークアップ言語で作成されますが、これを発明したのは欧州合同原子核研究機関(CERN)の研究者で、素粒子物理学の国際共同研究において情報を効率的に共有するためのツールとして開発したのがはじまりです。

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医療

医療

 日本国内だけでも1000台以上、世界ではおよそ1万台の加速器が、医療の現場で診断や治療に活用されています。
 加速器で発生した放射線をうまくコントロールすることで、人体の内部の構造や機能を傷つけることなく検査したり、がん細胞を狙い撃ちして治療したりすることが可能になります。

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エネルギー

エネルギー

 火力発電所では、酸性雨の原因となる硫黄酸化物や窒素酸化物が多く排出されており、これらによる環境への悪影響が世界的な課題となっています。近年では、小型加速器が作り出した高エネルギー電子線を排ガスに照射することで、これらの有害物質を化学反応によって無害化・除去する先進的な大気浄化技術が開発されています。

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農業

農業

 おいしい作物をつくるために欠かせない品種改良にも加速器の技術が使われています。加速器から発生させた放射線によって、植物の突然変異を誘発し、新しい性質を持つ品種を生み出すのです。

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歴史・文化財

歴史・文化財

 加速器は、素粒子物理だけでなく、人類の歴史や文化遺産を守るためにも活用されています。例えば、古代の遺跡や仏像などの年代を測定する「放射性炭素年代測定(C-14法)」には、加速器質量分析(AMS)という手法が使われています。AMSでは、ほんのわずかな試料から炭素同位体を高精度に検出することができ、資料をほとんど傷つけずに数万年前までさかのぼる測定が可能になります。

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国際リニアコライダーを
日本へ!

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